「アコム 100%かりれるって本当か」「ブラックリストでもアコムなら大丈夫」という噂を聞いたことがあるかもしれません。しかし、これらは大きな誤解です。
本記事では、アコムの審査の現実、落ちやすい典型パターン、ブラックリストの本当の意味、そして追加借金に頼らない根本的な対処法まで、わかりやすく解説します。
「アコム 100%かりれる」は本当か?結論と注意点
最初に、この誤解を正確に整理する必要があります。
消費者金融に「必ず通る審査」は存在しない理由
結論:「100%借りられる消費者金融」は存在しません。
理由:
- 消費者金融も営利企業であり、確実に返してくれない人には貸さない
- 金融庁の指導で、「過度な貸付けは禁止」という法律がある:貸金業法
- 返済能力を超える金額を貸すと「金融機関側が処罰される」
つまり、「アコム 100%かりれる」という評判も「100%通る」という触れ込みも、全て誇張または嘘です。
「ブラックリスト」の誤解を正しく整理する
ブラックリストは”名簿”ではなく信用情報の状態という考え方
- 「ブラックリスト」という言葉から多くの人が想像すること:
- 「金融機関が『この人はダメ』という名簿を作っている」
- 「その名簿に載ると、全ての金融機関で借りられない」
- 実際の仕組み:
- 「ブラックリスト」という名簿は存在しない
- 存在するのは「信用情報機関」が管理する「信用情報データベース」
- その中に「事故情報」(延滞、債務整理、破産など)が記録される状態を「ブラック」と呼ぶだけ
焦って借りる前に知っておきたいリスク全体像
- 「どうしてもお金が必要」という焦る気持ちが、判断を誤らせる
- 「審査に落ちたから闇金に手を出す」→ さらに返済が困難に、という悪循環
- 「複数の消費者金融に申し込む」→ 申込み履歴が残り、さらに審査が通らなくなる
- リスク全体像を理解することが、最終的に「人生を守る」ことになる
アコムの審査で見られるポイント
アコムがどのような基準で審査をしているのかを理解することが重要です。
参考として、アコム公式の審査解説も確認しておくと安心です。
審査の大枠は「返済能力」と「信用情報」
- 返済能力の判定:「月々の給与から、この人はいくら返済できるのか」を計算
- 信用情報の確認:「この人は過去、しっかり返済していたのか」を確認
- この二つの要素が満たされれば、審査に通る可能性が出る
属性情報でチェックされやすい項目
年収・雇用形態・勤続年数・居住状況など
- 年収:
- 「年収は多いほど有利」
- ただし、総量規制(年収の1/3まで)の制限があるため、超高年収でも借りられる額に上限がある
- 雇用形態:
- 正社員 > 派遣社員 > 契約社員 > アルバイト・パート > 無職
- 正社員が最も有利
- 勤続年数:
- 「2年以上」が一つの目安
- 「転職したばかり(3ヶ月以内)」は不利
- 居住状況:
- 持ち家 > 賃貸(長期同一物件) > 賃貸(短期) > 住所不定
- 「何年住んでいるか」も見られる
信用情報でチェックされやすい項目
延滞・債務整理・申込み履歴など
- 延滞(支払い遅れ):
- 「現在、進行形で延滞しているのか」が確認される
- 過去の延滞でも「解消から5~7年以内」なら記録されている
- 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産):
- 「この人は過去、借金が返せず整理した」という記録
- 5~10年記録が残る
- 申込み履歴:
- 「複数の金融機関に短期間で申し込んでいる」という記録
- この場合「お金に困っている」と見なされ、審査に落ちやすくなる
アコムの借入審査に落ちやすい典型パターン
どのような人が審査に落ちやすいのかを、具体的に説明します。
信用情報に事故情報がある(いわゆるブラック状態)
- 事故情報の具体例:
- 「クレジットカードの支払いが3ヶ月以上遅れている」
- 「カードローンで延滞中」
- 「過去2年以内に債務整理をした」
- 「5年以内に自己破産をした」
- この場合、アコムの審査に通る可能性は「ほぼゼロ」
- 「ブラック状態を解除する」のではなく「事故情報が自動削除されるまで待つ」しか対策がない
総量規制の範囲を超える借入を希望している
- 総量規制とは「年収の1/3を超える借金はできない」というルール
- 例:年収300万円の人は、最大100万円までしか借りられない
- 既に他社で50万円借りていれば、アコムからは50万円までしか借りられない
- この上限を超える金額を申し込むと「必ず落ちる」
収入が少ない・返済余力が見えにくい
- 年収が少ない場合、総量規制の上限も低くなる
- 例:年収100万円(アルバイト)なら、最大33万円までしか借りられない
- さらに、月々の生活費がほぼ給与を占める場合「返済能力がない」と判定される
- 月々3,000円の返済も困難」と見なされれば、審査に落ちる
収入が不安定(転職直後・勤務実態が弱い等)
- 転職したばかり(3ヶ月以内):収入が続くかどうか不確定と見なされる
- 給与がアルバイト的で月々変動する:「確実な月額」が予測できない
- 勤務先の情報が弱い(住所が不明、電話で本人確認できないなど):虚偽申告の可能性
申告内容の不一致や虚偽が疑われる
- 「年収を多く申告」「勤続年数を長く申告」などが検出される
- アコムが勤務先に電話確認した際「そのような社員はいない」と判明
- 虚偽が疑われると、即座に審査落ちになる
ブラックリストはいつ解除される?事故情報が消える目安
「ブラック状態から抜ける」には、どのくらい待つ必要があるのかを説明します。
事故情報が残る期間はケース・機関で異なる
- 信用情報機関は3つある:CIC、JICC、KSC
- それぞれが異なる期間、事故情報を保管している
- アコムはJICCに加盟しているため、JICCの基準で判定される
目安として語られる年数と、その読み解き方
- 延滞(支払い遅れ):解消から5年
- 例:2023年5月に延滞を解消 → 2028年5月に自動削除
- 任意整理:受任通知から約5年
- 例:2023年1月に弁護士が受任 → 2028年1月に自動削除
- 個人再生・自己破産:官報公告日から7~10年
- 機関によって異なる(KSCは10年など)
延滞・債務整理・破産などで扱いが変わるポイント
- 「解消から」と「発生から」では意味が異なる
- 例えば、3年前に3ヶ月延滞したが、その後すぐに返済した場合:
- 延滞「発生」から3年では、まだ事故情報は消えていない
- 延滞「解消」から数えて5年経つまで待つ必要がある
- つまり「古い話だから大丈夫」と思い込むのは危険
「消えたはず」と思い込むことの危険性
- 「5年経ったから消えたはず」と思い込んで審査に申し込む
- 実際には「あと3ヶ月で消える」という状態で申し込む場合がある
- 落ちる可能性が高い上に「申込み履歴」が新たに記録される
- この「申込み履歴」が新しく記録されると、さらに審査が通りにくくなる
自分がブラックかどうかを確認する方法(信用情報の開示)
「自分の信用情報を確認する」ことが、最初の一歩です。
開示できる信用情報機関の概要
CIC・JICC・KSCの役割の違い
- CIC(割賦販売法・貸金業法指定):クレジットカード、流通会社が加盟
- 扱う情報:クレジットカード、分割払い
- JICC(貸金業法指定):消費者金融、信販会社が加盟
- 扱う情報:カードローン、キャッシング
- アコムもJICCに加盟(JICCの信用情報開示手続き)
- KSC(銀行法指定):銀行、信用金庫が加盟(全国銀行個人信用情報センターの開示)
- 扱う情報:住宅ローン、自動車ローン、銀行カードローン
開示請求の流れと、確認すべき見方
CICの「異動」などの確認観点
- 開示請求方法:
- 郵送:手数料1,000円、1~2週間で到着
- オンライン:手数料500円、即座に確認可能
- 窓口:手数料500円、その場で確認
- 確認すべき項目:
- 「異動」という記号:事故情報がある証拠
- 「異動の種類」:延滞、代位弁済、債務整理など
- 「異動の登録日」:いつから記録されているか
- 「異動の終了予定日」:いつまで記録されるか(これが「消える日」)
- オンライン開示の詳細:CICのインターネット開示
申込み履歴・延滞情報の読み取り方
- 申込み履歴:「短期間に複数申し込み」が見えてくる
- 例:「2023年1月、1月、1月、2月、2月」と複数社に申し込んでいる
- この場合、次の申込みは「6ヶ月後」まで待つのが無難
- 延滞情報:「支払いが遅れた月」が記録されている
- 完済情報:「返済完了」という記録があれば、その返済は終わっている
開示結果から次の一手を決める考え方
- 「異動がない」:融資の可能性あり。ただし他の要因(収入など)で落ちる可能性も
- 「異動がある」:その終了予定日まで待つ。それまで審査申し込みは避ける
- 「申込み履歴が多い」:直近3ヶ月以内に複数申し込みがあれば、6ヶ月待つ
- 「何を待つべきか」が明確になることで、無駄な申し込みを避けられる
ブラック状態のときにやってはいけないこと
ブラック状態だからこそ、判断を誤るリスクが高まります。以下のことは絶対に避けてください。
申込みを連発しない(申込みブラックの注意)
- 「アコムで落ちたから、プロミスに申し込もう」という判断は危険
- 短期間に複数申し込むと「申込みブラック」という状態になる
- 申込み履歴は3ヶ月~6ヶ月記録される
- この期間中に新しく申し込むと、さらに落ちやすくなる
闇金・SNSの”個人間融資”に近づかない
違法金利・取り立て・情報悪用などのリスク
- ブラック状態で「借りられない」と焦った人が狙われやすい
- 「ブラックでも借りられます」という甘い勧誘に乗ると:
- 年利365%(トイチ)などの違法な利息を請求される
- 返済できないと「深夜電話」「勤務先への連絡」などの取り立て
- 個人情報を握られて「特殊詐欺の受け子」などに強要される
延滞の放置はしない(差押えリスクを理解する)
督促→法的手続きの流れを簡潔に把握する
- 延滞が続くと、段階的に状況が悪化する:
- 1. 支払い催促メール・ハガキ(1週間~1ヶ月)
- 2. 電話による督促(2週間~3週間)
- 3. 一括請求の予告(1ヶ月程度)
- 4. 支払督促状(簡易裁判所から)
- 5. 訴訟(アコムが提訴)
- 6. 判決(多くの場合、アコム勝訴)
- 7. 強制執行(給与差し押さえ、銀行口座凍結)
- この流れが始まると「裁判所を通した手続き」になり、個人判断では対応できない
アコム以外で生活を立て直す現実的な方法
「アコムに頼る」のではなく「根本的に生活を立て直す」ことが、最終的には最短の解決策です。
家計を見直して支出を減らす
固定費・通信費・サブスクの見直し例
- 通信費:格安スマホで月3,000~5,000円削減
- 大手キャリア月8,000円 → 格安スマホ月2,000円
- サブスクリプション:月10,000円かかっていないか確認
- 動画配信、音楽配信、ジム会費など。使っていないものは即解約
- 保険:本当に必要な保険だけに厳選
- 月に複数の保険に加入している人も多い
- 食費:外食を減らし、自炊に切り替え
- 月20,000円の外食を月5,000円に削減できる場合も
- 「月5万円削減できた」= 「毎月5万円の返済能力ができた」
親族からの援助を受ける際の注意点
借用書・返済計画でトラブルを防ぐ
- 親族からお金を借りる場合、「借用書は必須」
- 借用書に記載すべき事項:
- 借入金額
- 借入日
- 返済予定日
- 返済方法(月々いくらなど)
- 利息(無利息でも「利息なし」と明記)
- 本人と相手の署名・印鑑
- 「親族だから信頼できる」という理由で書面化を避けると、後で紛争になりやすい
- 返済計画は「月々いくら」「何ヶ月で完済」を明確にする
公的支援・貸付制度を検討する
生活福祉資金貸付制度の位置づけと活用のコツ
- 生活福祉資金貸付制度とは「低所得者向けの公的ローン」
- 金利:連帯保証人ありで年1.5%、なしで年2.0%(アコムより圧倒的に低い)
- 借入上限:最大200万円程度
- 返済期間:20年以内(余裕を持った返済が可能)
- 申し込み先:市区町村の福祉事務所または社会福祉協議会
- 「金利がアコムの1/100で借りられる」という選択肢を知らない人が多すぎる
債務整理で根本解決を目指す
任意整理・個人再生・自己破産の違いと選び方
- 任意整理:利息をカット、元本を3~5年で返済
- 向いている人:複数のカード・ローンを返済中だが、元本は返せる人
- 弁護士費用:30~60万円
- 個人再生:借金を1/3~1/5に減額、3~5年で返済
- 向いている人:借金が大きい(500万円以上)が、自宅を残したい人
- 弁護士費用:50~90万円
- 自己破産:全ての借金を帳消し
- 向いている人:返済能力が全くない人
- 弁護士費用:30~50万円
- 「アコムにあと1回返済する」より「債務整理で一生の借金を消す」の方が得策」な場合も多い
弁護士・司法書士に相談するメリット
督促が止まる仕組みと心理的負担の軽減
- 弁護士に依頼した時点で「受任通知」がアコムに送付される
- その瞬間から「本人への督促が止まる」
- 深夜電話、催促メールがピタっと止まり、精神的な負担が大きく軽減される
状況に合う解決策を比較しながら選べる
- 「任意整理」「個人再生」「自己破産」のどれが最適か、プロが判定
- 「今は任意整理が最適だが、状況が変われば個人再生」など、柔軟に対応
手続きの代行でミスや不利益を避けられる
- 「書類作成」「裁判所対応」「債権者交渉」を全て任せられる
- 「個人で手続きして、不利な結果になった」というミスを避けられる
司法書士の対応範囲など依頼先選びの基準
- 弁護士:全ての債務整理手続きに対応
- 司法書士:書類作成が中心。一部の債務整理では裁判所対応が本人対応になることもある
- 費用:司法書士の方が安い傾向だが「対応範囲」で選ぶべき
- 初回相談は無料の事務所がほとんど。複数に相談して比較する
よくある質問(検索意図に直結するQ&A)
延滞するとブラックになるのはいつからですか
Q: クレジットカードの支払いを遅れています。いつからブラックになりますか
A: 機関によって異なりますが、目安は「61日以上」または「3ヶ月以上」です。
- CIC・JICC:「61日以上」の延滞で「異動」として登録
- KSC:「3ヶ月以上」の延滞で登録
- つまり、「1日の遅れ」ではブラック化しない。ただし、遅れた直後から「支払いが遅れている」という記録は残る
借入があるだけで信用情報は不利になりますか
Q: クレジットカードで100万円の利用可能額があります。これだけで審査に落ちますか
A: 「利用可能額がある」だけでは、審査に大きく影響しません。重要なのは「延滞があるか」です。
- 「利用可能額がある」 = 「返済を遅らせていない」という証拠
- むしろ「きちんと返済している」という実績になる
- ただし「総量規制の上限に近い」場合は、新たな借入が制限される
完済すればすぐ審査に通りやすくなりますか
Q: 過去に延滞したカードを完済しました。もう審査に通りますか
A: 「完済した」直後の審査は通りにくい傾向があります。
- 理由:「延滞の異動情報」はしばらく残る(5年程度)
- 「完済した」という情報も記録されるが、「過去に延滞した」という事実は消えない
- 目安:「完済から最低1年以上経過」してから審査に申し込む方が無難
多重債務でも借りられる可能性はありますか
Q: 複数のカードで計200万円借金があります。アコムから借りられますか
A: 年収による「総量規制」で、借りられる額は制限されます。
- 年収が600万円なら、最大200万円まで借りられる(年収の1/3)
- 既に200万円借りていれば、アコムからは「追加で借りられない」
- この場合の対策:「返済の相談」または「債務整理」を検討すべき
審査で嘘はバレますか
Q: 年収を多く申告したり、勤続年数を長く申告したら、バレますか
A: ほぼ確実にバレます。
- アコムが勤務先に電話確認をする
- 「そのような社員はいません」と判明する
- 虚偽申告が判明した時点で、審査落ちになる
- さらに「虚偽申告者」として記録される可能性もある
「審査が緩い」「誰でも通る」は本当ですか
Q: 審査が「緩い消費者金融」は存在しますか
A: 「必ず通る」という消費者金融は存在しません。
- 「審査が甘い」という評判は、「落ちた人が『甘い』と感じる」というだけ
- 実際には「返済能力がある人」なら誰でも通る。返済能力がなければ落ちる
- 「必ず通る」という触れ込みの業者は、ほぼ闇金
まとめ:追加の借金より、状況把握と立て直しを優先する
「アコムから追加で借りる」という判断は、多くの場合「問題の先延ばし」になります。
信用情報の確認→無理のない対策の順で進める
【優先順位】
- 信用情報を開示請求して、自分の状態を正確に把握
- 「ブラック状態か」「何年で解除されるか」を確認
- その間に「家計を見直す」「親族に相談する」「公的制度を活用する」などの対策
- 状況が改善するまで、追加借入は避ける
危険な選択肢を避け、必要なら専門家へ早めに相談する
- 「闇金に頼る」「複数の消費者金融に次々申し込む」「虚偽申告」は最も危険な選択肢
- 「状況が悪化している」と感じたら、迷わず弁護士に相談
- 早期相談なら「解決策の選択肢」が多い。遅れるほど選択肢は狭まる
- 法テラスなら無料相談が可能:0570-000-110

